兄妹でJ&WEでのタイ国籍初ゴール!ティーラシンとタニガーンを代表公式も祝福

来日初ゴールを決めたAC長野パルセイロ・レディースFWタニガーン・デーンダー[写真:©WE LEAGUE]

AC長野パルセイロ・レディースのタイ女子代表FWタニガーン・デーンダーが、9日の2023-24WEリーグ第5節で来日初ゴールをマーク。タイ国籍の選手としてWEリーグで得点を決めた初のプレーヤーにもなった。
【動画】WEでのタイ人初ゴールとなったAC長野タニガーンの来日初ゴール

マイの愛称で知られるタニガーンは、かつてJリーグのサンフレッチェ広島や清水エスパルスに所属していたティーラシン・デーンダーの妹。ティーラシンもタイ国籍選手としてJで初めて得点を決めている(2018年J1第1節)。

そのため、兄妹揃って日本のプロリーグでのタイ国籍選手初得点者という、珍しい記録を打ち立てることとなった。

タニガーンはタイ女子代表としても84試合出場37得点11アシストという実績を持ち、2019年フランス女子ワールドカップ(W杯)にも出場。今季からAC長野へ加入した。

途中出場が続いていたが、9日のINAC神戸レオネッサ戦ではリーグ戦初先発に抜擢され、33分にクロスから待望の初得点。起用に応えた。

これを受けてタイ代表の公式X(旧:ツイッター)も反応。「タイ人の兄弟姉妹選手として、初めて日本のリーグでプレーすることになった2人。同じく、初めてゴールを決めることに2人、ティーラシンとタニガーン」と紹介している。

また、AC長野にはタニガーンのほか、同じくタイ女子代表MFナッタワディ・プラムナークが所属し、マイナビ仙台レディースにはFWジャニスタ・ジナントゥヤが在籍。Jリーグ同様に、WEリーグでもタイ国籍のプレーヤーが躍動する可能性を秘めている。

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