宿泊施設のバリアフリー促進 札幌市、改修費の最大8割補助 宿泊税活用検討「車いす利用者の旅行先に」

京王プラザホテルのバリアフリー客室。電動リクライニングベッドを導入し、車いすが回転しやすいように広めのスペースを確保している

 札幌市は来年度から、市内の宿泊事業者が施設をバリアフリー化した場合、改修費の最大8割を補助する制度を導入する。宿泊事業者を対象にしたアンケートでは、施設の整備に意欲がある事業者が多かったものの、費用がネックになっていた。全国的に高齢化が進む中、宿泊施設のバリアフリー化を促すことで、観光客らの受け入れ態勢を充実させる狙いだ。

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