政府は11日、16日から3日間東京で開催する「日本ASEAN友好協力50周年特別首脳会議」の参加予定者を発表した。東南アジア諸国連合(ASEAN)に加盟する各国首脳がそろって参加する中、ミャンマーの代表は含まれていない。
会議にはミャンマーを除く加盟9カ国と、オブザーバー資格の東ティモールの首脳が参加する。岸田文雄首相と、今年のASEAN議長国であるインドネシアのジョコ・ウィドド大統領が共同議長を務める。
会議では、日ASEAN関係強化に向け、新たなビジョンを示す共同声明と幅広い具体的協力を示す実施計画が採択される予定。
参加する首脳のうち、ジョコ氏やタイのセーター首相兼財務相、フィリピンのマルコス大統領が岸田氏と個別の首脳会談を実施すると発表している。
ASEANは21年10月、同年2月にクーデターを引き起こしたミャンマー軍事政権の代表を首脳会議に招かない方針を決定。それ以降、ミャンマーはASEANの主要会合から排除されている。