米大リーグ・大谷翔平選手のドジャース移籍を受け、金沢の「ドジャース」が盛り上がりを見せている。学童野球チーム「米泉ドジャース」に所属する子どもたちは「同じチーム名でうれしい」と笑顔を見せる。金沢から日本が誇るスーパースターの活躍を願うとともに、自分たちの飛躍を誓う。
チームの池田尚弥保護者会長によると、保護者のライングループでは、大谷選手が自身のインスタグラムで移籍を発表した10日からにぎわっていた。
●「憧れの人、びっくり」
球団から発表があった12日は西泉会館(西泉4丁目)にメンバーや保護者ら約30人が集まった。キャプテンの澤田透丞君(泉小4年)は「素直にびっくり。憧れの選手だし、いつかは金沢に来てほしい」と願った。大谷選手と同じ背番号17をつける池田佑久君(米泉小1年)は「来年も17をつけたい」と話した。
●早くグローブ欲しい
大谷選手は今月末から順次、全国の全小学校にグローブ三つを寄贈することを発表している。米泉小にはいつ届くか未定だというが、西出照君(同6年)は「早く届いてほしい。触ってみたい」と心待ちにした。
チームは今年で創部40年が経過し、OBにはプロ野球・日本ハムを今季限りで引退した谷内亮太さん(32)がいる。
今季の大会成績は秋の市大会ベスト16が最高で県大会には進出できなかった。現在は16人が所属するが、6年生が卒業すると、1~4年生の計11人に減る。池田会長は「大谷選手効果で部員を増やしたい」と話した。