福井県が「インフルエンザ警報」に引き上げ 地域別、年代別の感染者数まとめ

 福井県内でインフルエンザの流行が拡大しているとして県は12月13日、発令中の注意報を警報に切り替えた。過去10シーズンで最も早い時期の警報発令。福井県保健予防課は今後も感染者が増える可能性があるとして、手洗いなど感染対策の徹底を呼びかけている。

 同課によると、4~10日の1週間に県内39の定点医療機関から報告された感染者数は前週比1.36倍の1197人と10週連続で増加。1定点当たり30.69人となり、警報基準の30人を超えた。

 1定点当たりの感染者数を地域別にみると、丹南41.63人、二州41.60人が多く、福井市28.42人、坂井・あわら27.60人、奥越27.00人、若狭14.00人、永平寺町13.50人。年代別では10歳未満が664人、10~14歳が368人で14歳以下が全体の9割近くを占めている。

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 同課は家庭や学校などで感染が広がっているとし、重症化リスクが高い基礎疾患のある人や妊娠中の女性、幼児、高齢者は特に注意が必要としている。急な発熱、せきなどの症状がある場合は早期に医療機関を受診するよう促している。

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