ヒューリック西浦会長「24年以降にホテル12カ所・旅館『ふふ』4カ所程度展開」 新たな旅館・ホテル開業計画を披露

ヒューリックの西浦三郎会長は12月7日、東京・有楽町の「ザ・ゲートホテル東京」で開かれたブルガリア共和国と連携した「ブルガリアフェア」の発表会で、今後の旅館・ホテル展開を披露した。同社は現在、9つのホテルを運営。ホテルは今後、現在建てている札幌の駅前、横浜の山下公園の前、大阪の心斎橋、福岡の天神の4カ所に加え、土地を持つ3カ所、このほか5カ所を加えた計12カ所を新たに展開する予定。旅館では、運営するホテルブランド「ふふ」において、クリスマスに開業が決まっている「ふふ 軽井沢 陽光の風」「ふふ 旧軽井沢 静養の森」の2カ所のほか、工事を進めている銀座一丁目や神奈川・三浦半島城ヶ島など4カ所程度での開業を計画していることを明らかにした。

ヒューリックの西浦会長## インバウンド増加で稼働率は90%まで回復

西浦会長は、昨今のホテル経営について「コロナ禍は大変苦戦して250億ぐらいのマイナスが出ていた。今は円安という個ともありインバウンドのお客様が多くいらっしゃっている」と述べた。入り込みについては、「ザ・ゲートホテル東京で言えば、90%ぐらいの稼働率があり、そのうちインバウンドの方が7割ぐらいを占めている。ふふも90%以上で稼働している」と話し、外国人客の急激な増加による回復とコロナ禍からの反転攻勢を誓った。

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