飛躍への願い込め 辰年で「龍」描いた御朱印制作 ヒノキの紙で200枚限定/岡山・津山市

2024年の辰(たつ)年を迎えるのを前に、岡山県津山市にある美作国二宮の高野神社は、境内にある末社・龍神社の御朱印を作った。朱色で力強く表現した龍の絵に新年の飛躍への願いを込めた。

「高野神社」と「龍神社」の2種類。精緻な龍の絵は、同市草加部の彫刻家・山根幸嶺さんが手がけた。御朱印紙はヒノキでできた紙を使っており、木の香りとぬくもりが感じられる。紙は、来年県内で57年ぶりに全国植樹祭が開かれることから、同市の院庄林業から神社に提供された。

神社の境内にある龍神社は、1770年の大干ばつの際、津山藩主の命によって建立。災害や疫病を鎮めるための祈願が行われるなど、人々の信仰を集めてきた。

河原仁司宮司は「新たな年が災い無く、幸せにあふれ、飛躍の年となるよう願いたい」と話している。

200枚限定で作製し、元日午前0時から同神社で授与する。初穂料は1枚800円。

高野神社が作った辰年限定の御朱印

© 津山朝日新聞社