「昨季を考えると残念」最終節勝利もミランはCL敗退が決定…それでもピオリ監督は「EL優勝のため全力を尽くす」

敗退となったCLでの戦いを振り返るステファノ・ピオリ監督[写真:Getty Images]

ミランのステファノ・ピオリ監督は、敗退が決まったチャンピオンズリーグ(CL)での戦いを振り返った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えている。

13日、敵地でニューカッスルとのCLグループF最終節に挑んだミラン。CL決勝トーナメント進出のためには勝利が最低条件となる中、リードを許して前半を終える苦しい展開に。それでも59分にFWクリスチャン・プリシックのゴールで同点とすると、次々と攻撃陣を投入する采配が功を奏し、84分にはFWサムエル・チュクウェゼのゴールで逆転に成功。2-1で勝利を収めたが、他会場の結果3位でCL敗退が決定し、ヨーロッパリーグ(EL)へ回ることになった。

ピオリ監督は試合後にCLから去ることを残念がりつつ、難所での勝利となったこの試合を良いきっかけに、ELでトロフィーを掴みたいと意気込みを見せている。

「今は多くの感情があるが、昨シーズンのこの大会での好成績を考えると、今回CLから敗退するのは確かに残念だ。ただ、このグループは非常に難しいグループであることは分かっていた」

「我々はこのグループでより多くを成し遂げるべきであり、他の試合ではチャンスをどのように掴めば良いかわかっていなかったと思う。だが、今夜はそれができていた。相手は信じられないほどの激しさでプレーしていたが、我々が挫けることはなかった」

「今からは、ELで優勝するため全力を尽くすだろう。今日の前半のプレーは悪くなかったが、ニューカッスルは信じられないほど激しく、我々のミスを際立たせていた。今シーズン、彼らがホームで負けたのはドルトムントとリバプールを相手にした2回だけだ。そして我々はイングランドで勢を相手に長年勝てていなかったが、ついにその時が訪れた」

「今日のパフォーマンスは我々に自信を与えてくれるだろう。私の大きな後悔は、チームがヨーロッパでもセリエAでもそのポテンシャルを最大限に発揮できていないことだ。そこに私は取り組み、変える努力をしなければならない」

「このチームには非常に大きなポテンシャルがある。特にCLでは非常に多くのチャンスを作ったが、決意とクオリティが欠けていた。それがあれば、今頃我々はここでCL突破を祝っていただろう」

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