マウントジーンズ那須 今季限りで閉鎖を発表 閉鎖理由は「温暖化による雪不足」など

 

那須町にあるスキー場マウントジーンズ那須が、今シーズンの営業をもって施設を閉鎖すると発表しました。

 マウントジーンズ那須の閉鎖は運営する東急リゾーツ&ステイが、12月13日発表したものです。

 1994年にオープンしたマウントジーンズ那須は、高速道路からのアクセスがよく、冬場は多くのスキーヤーやスノーボーダーでにぎわっていました。また、那須の新緑や紅葉を楽しんでもらおうと、スキーシーズン以外でもゴンドラを運行して多くの観光客に親しまれていました。

 ここ最近は、スキーシーズンに7万人、グリーンシーズンには5万人と年間12万人ほどが訪れていて、昨シーズンの冬も経営は黒字だったということです。

 閉鎖を決めた大きな理由は、温暖化による雪不足でした。今シーズンの営業は、今月(12月)23日から来年(2024年)3月10日までの予定です。営業が終わったあとはリフトなどの施設を取り壊しゲレンデに木を植えてから国に返還するということです。

 スタッフは、那須塩原市のハンターマウンテン塩原などに異動になります。

 マウントジーンズ那須は「30年間ありがとうございました。最後のシーズンを楽しんでください」とコメントしています。

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