食通のホフディラン小宮山雄飛さん「福井には地味だからこそすごいグルメがある」 自ら視察して渋谷の飲食店で提供

「地味だからこそすごい」と福井グルメの魅力を話す小宮山雄飛さん=東京都渋谷区

 食通として知られる音楽ユニット「ホフディラン」の小宮山雄飛さんがプロデュースする東京・渋谷の飲食店「もしも食堂~酒場食堂~」で、ソースカツ丼や越前おろしそばなど、福井グルメがメニューに加わった。来年3月の北陸新幹線県内延伸を控え福井の味を都心でアピールする。来年1月31日まで。

 小宮山さんは昨年から、駅弁「シウマイ弁当」で知られる崎陽軒(神奈川県横浜市)と福井県が福井食材を詰め込んだ特製弁当の開発に参画。今回、新幹線延伸で注目が集まる福井の食を紹介しようと「福井・超グルメフェア」と題し企画した。「酒場食堂」は東急プラザ渋谷内にある。

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 メニューは、小宮山さんも福井を視察するなどして約20種類をセレクト。せいこがにやボルガライス、焼き鯖ずし、へしこなど嶺北・嶺南の名物を網羅し、複数を一度に味わえる定食もある。小宮山さんは「福井にはムダな味付けをしない“地味だからこそすごい”グルメがある。新幹線が延伸すれば行きやすくなるのでフェアで“予習”を」と呼びかけていた。

 フェアには県も協力しており、店舗の向かいスペースでは県アンテナショップも臨時出店。17日まで特産品を販売し、利き酒や水ようかんの食べ比べなど行っている。

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