マツダは14日、2030年度の国内自社工場、事業所の二酸化炭素(CO2)排出量を、13年度比で69%削減するとの目標を発表した。全世界の自社工場のCO2排出量を35年に実質ゼロにすると昨年公表しており、今回は中間目標という位置付けだ。
30年をめどに、広島市の本社工場にある発電設備の燃料を石炭からアンモニアへ切り替える。アンモニアは燃焼時にCO2を出さず、愛媛県今治市から船で運ぶ計画だ。
このほか、再生可能エネルギー由来の電気を電力会社から購入するなどしてCO2削減を進める。
マツダはこれまでに、世界販売での電気自動車(EV)の比率を30年に25~40%とする目標も掲げている。