ボーイジーニアス、デイヴ・グロールとのスタジオ・セッションが実現しなかった理由を明かす

画期的なデビュー・アルバムをリリースし、世界中をツアーし、【グラミー賞】6部門にノミネートされたことは、2023年にインディーズ・ロック・グループ、ボーイジーニアスが達成した功績のほんの一部に過ぎない。しかし、バンド・メンバーのフィービー・ブリジャーズによると、うまくいかなかったこともあったようだ。

『ザ・レコード』を<アルバム・オブ・ザ・イヤー>に選出した英NMEの新しいインタビューで、バンドは米ハリウッド・ボウルでのハロウィーン・ライブで話題となったフー・ファイターズのフロントマン、デイヴ・グロールとのコラボレーションについて振り返っている。

現地時間2023年12月11日に公開された記事で、ブリジャーズは、「デイヴとは、ビリー・アイリッシュのライブのバックステージで友達になりました」と述べ、「そしてボーイズに“デイヴ・グロールに会った。彼は世の中のロックスターがどうあるべきかというあらゆる期待を超えていた”というテキストメッセージを送りました。私たちはグループとして、それをよく探していると思います。私たちが思う理想的な年をとり方、生き方をしているのは誰だろう?」と説明した。

ブリジャーズは、グロールと仕事をすることが、“一周回った瞬間”になったことを明かした。「私たちには、彼を知っていて、フー・ファイターズのツアーに参加したことがある友人もいて、デイヴが実際にスタジオに来て(“ザ・レコード”で)演奏する予定だったんです。でもすれ違いで、彼が寝過ごしてしまったようで、会うことはできませんでした」と続けた。

ボーイジーニアスが、公の場でグロールの名前を挙げたのはこれが初めてではない。【グラミー賞】で6部門にノミネートされた後、米ビルボードのインタビューに応じたバンドは、ロック部門における自分たちの受賞の可能性について冗談交じりに話していた。ブリジャーズが「駐車場でデイヴ・グロールと戦わなければならなくなりそう」と話すと、ルーシー・ダッカスが「彼がどれだけ激しくドラムを叩くか、実際に見たことがあるから、私はデイヴ・グロールと戦うつもりはない。彼の腕は別格だよ」とすぐに反論していた。

英NMEのインタビューでは、バンドの将来についても語られており、次に何が起こるかわからないことを楽しんでいると話している。ジュリアン・ベイカーは、「私は、このバンドがより儚いものであることによって、私たちの誰かあるいは私たちが毎日生きなければならない人に具体的に縛られていないことが気に入っています」と述べ、「やりたいと思ったときに再訪できるものであり、隠れ家的な場所でもあると思います」と説明した。

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