気象庁は14日(木)、向こう1か月(12/16~1/15)の天候の見通しを発表した。全国的に期間のはじめは気温がかなり低くなる所が多い見込み。北・東・西日本の日本海側を中心に、期間のはじめは降雪量がかなり多くなる可能性がある。
一方、年末以降は寒気の影響を受けにくいと予想されるため、向こう1か月の気温は全国的にほぼ平年並みとなりそうだ。また、西日本の太平洋側は、低気圧や前線の影響を受けやすい時期があるため、向こう1か月の降水量は平年並みか多く、日照時間は平年並みか少ない見込み。
■低温と大雪に関する情報
全国的に週末にかけては寒気の影響を受けにくいため、気温が平年並みか高く、かなり高い日もある見込み。ただし、その後は冬型の気圧配置が強まり、寒気が流れ込みやすくなるため平年並みか低く、20日(水)ごろからの5日間ほどはかなり低くなる可能性がある。来週にかけて、気温の変動が大きくなりそうだ。また、寒気の流入に伴い、20日(水)ごろからの5日間ほどは、日本海側で降雪量がかなり多くなる可能性がある。
このため気象庁は、東北~沖縄にかけて「低温に関する早期天候情報」、北・東・西日本の日本海側に「大雪に関する早期天候情報」を発表し、気温の変動や農作物の管理、水道管の凍結に注意するとともに、除雪などの対応の準備も進めるよう呼びかけている。
■早期天候情報とは
原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。