「覚悟をもって挑んだシーズン」島内颯太郎(広島カープ)大幅UP 契約更改 結婚も報告 球団新記録プレートも

広島カープの契約更改もいよいよ大詰め。14日は、タイトルホルダー・島内颯太郎 投手が交渉に臨みました。

カープ “鉄壁” のリリーフ陣の一角として今シーズン、覚せいし、初めて最優秀中継ぎのタイトルにも輝いた島内。2300万円から4700万円の大幅アップとなる、推定7000万円でサインしました。

広島カープ 島内颯太郎 投手
― 球団からは?
「シーズン中からCS含めて、よくがんばってくれたとほめていただきました。ことし1年間のがんばりが報われた感じがしました」

入団5年目の島内は今シーズン、開幕1軍入りを果たすと、チーム随一といわれるストレートとチェンジアップを武器に、5月からはセットアッパーに定着。6月下旬から8月中旬まで18試合連続で無失点を記録するなど、活躍を見せました。

その後もシーズン終了まで1軍で投げ続け、最終的に42ホールドポイントを挙げて、自身初の最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。チームの5年ぶりのAクラス入りに大きく貢献しました。

62試合 勝3 敗3 S2 HP42 防御率2.31

島内颯太郎 投手
― 今季を振り返って
「春のキャンプのときに首脳陣の方々と面談をする機会があったんですけど、そこで『おまえのボールはすごいから、自信を持って投げてくれ』というふうに(新井貴浩)監督から言っていただきまして、それがぼくの中ですごく印象に残っていて、その言葉を胸に1年間、シーズンを戦えたかなと思っています。昨シーズンがぼく自身、思うような成績が出なかったので、ことし1年というのは、ぼくの中では覚悟をもって挑んだシーズンだったので、周りの方々の支えもありまして、1年間、1軍に帯同することができたので、ぼく自身はすごくいいシーズンになったなと思っています」

会見の中でことし、結婚したことを明かした島内。公私に充実した2023年を終え、6年目を迎える来シーズン、さらなる飛躍を目指します。

島内颯太郎 投手
― 来季について
「1年やっただけではダメだと思うので、この先、何年やれるかというのが勝負だと思っているので、しっかり継続してやるべきことをやって、来シーズンも1年間、1軍で完走できるようにしていきたいと思います」

― アップした年俸の使い道は?
「ぼく個人的なことなんですけど、ことしのシーズン中に入籍をいたしまして、家族もできたので、シーズン中、支えてくれた妻に何か買いたいなとは思っています」

会見終了後、マツダスタジアムのギャラリーに、島内の球団新記録となるホールド数達成を記念するプレートが設置され、島内自身が最後の取り付けを行いました。

新井貴浩 監督や 黒田博樹 球団アドバイザーといったレジェンドたちと並んで設置されたプレートに島内は…

島内颯太郎 投手
「本当にすごいレジェンドばかりなので、ここに並ぶのがちょっとおこがましいんですけど、ここに並ぶのがふさわしいような選手にこれからなれるようにがんばりたいと思います」

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