尖沙咀で宝飾品強盗をスピード逮捕

クリスマスや年末年始が近づくと強盗や空き巣が増える傾向があるが、12月12日に尖沙咀で起きた宝飾品店の強盗事件は翌13日に容疑者の身柄が確保されるというスピード逮捕となった。香港メディアによると被害があったのはグランビルロードにある宝飾品店。正面玄関は呼び鈴を押さないと中から開けてもらえず、閉まる時はオートロックの仕様になっていたが、強盗の1人がまず客のふりをして入店しドアが閉まる直前に覆面を着けた仲間4人が押し入ってきたという。そして1人が店員を刃物で脅し、2人が店内のショーケースを壊し高級腕時計24個(総額3900万ドル相当)を奪い、すでに閉まっていたガラスの扉をハンマーで打ち破って車に乗って逃走した。その後、警察の捜査で容疑者をスピード特定。中国籍の男3人(21~24歳)を逮捕した。しかし2人は逃走中で、警察が行方を追っている。市価は20万~400万ドル余りに上るという盗品はまだ見つかっていないため、警察は出所が不明の腕時計が売り出された場合は注意するよう呼び掛けている。

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