マンチェスター・ユナイテッド、テン・ハフの後任にロペテギをリストアップか

写真:テン・ハフ監督の後釜として名前が挙がるロペテギ氏

現地時間12月12日、UEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第6節バイエルン戦で0-1と敗れ、今シーズンの公式戦24試合中12敗目を喫したマンチェスター・ユナイテッド。チームを率いるエリック・テン・ハフ監督の立場がかなり危うくなっている中、後任の筆頭候補に前ウルブス監督のジュレン・ロペテギ氏がリストアップされているという。スペインメディア『RELEVO』が報じている。

ロペテギは昨シーズン途中にウルブスの監督に就任し、最下位に沈んでいたチームを13位まで浮上させて残留へと導いた。今シーズンもチームを率いる予定だったが、補強を巡る意見の相違により、開幕直前に双方合意のもとで契約を解除。その後は無所属状態が続いている。

数週間前にはサウジアラビアのクラブから年俸1800万ユーロ(約27億8230万円)のオファーを提示されたようだが、イングランドでのキャリアを継続させたいとの考えからこれを断っている。そんなロペテギ氏にとって、マンチェスター・ユナイテッドは理想的な新天地と言える。複雑な状況にあるワールドクラスのクラブを好転させるためには、今が理想的なタイミングだと考えているようだ。

マンチェスター・ユナイテッドの役員会も、ロペテギのウルブス時代の仕事ぶりには感服している模様。また、彼の語学能力や競技に対する知識、セビージャをUEFAヨーロッパリーグ制覇に導くなど国際舞台で示した実績を高く評価している。

テン・ハフの後任候補としてはジネディーヌ・ジダン氏やグレアム・ポッター氏、ブライトンのロベルト・デ ゼルビ監督らの名前が挙がっているが、ロペテギ氏が優位に立っているという。

また、マンチェスター・ユナイテッドに所属するセルヒオ・レギロンやラファエル・ヴァラン、カゼミーロらはレアル・マドリード時代の教え子であり、当時から良好な関係を築いていた点もアドバンテージになりそうだ。

マンチェスター・ユナイテッドは今週末に首位リヴァプールとの「ノースウェスト・ダービー」に挑むが、この試合の結果次第ではロペテギへの注目度がさらに高まるかもしれない。

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