女性の活躍を支援する団体「エソール広島」の賃貸借契約5年延長に疑問の声 広島県議会

女性の活躍を支援する団体「エソール広島」について、広島県が広島市中心部の複合ビルとの賃貸借契約を5年間延長したことについて、県議会で疑問の声です。

広島県は2018年から、広島市中区の「おりづるタワー」10階のおよそ700平方メートルを年間4800万円余りで借り、「エソール広島」に無償で提供しています。今年3月に契約の期限を迎え、当初は、その後は1年ごとの更新となっていましたが、県は4月、2028年まで5年間延長する契約を結びました。

14日の県議会で、議員から「ほかの団体と業務が重複している」として業務の一元化を求めたり、高額な賃料を疑問視する声があがりました。

■畑石顕司 広島県議

「占有スペースの見直しおよび合理化を行い、家賃のかからない物件等への移転を検討すべきと考えますが、知事のご所見をお願いいたします」

■広島県環境県民局 新宅郁子局長

「さまざまな団体等に研修室を活用していただくことで、交流・連携や自主的な活動につながる事例も生まれてきております」

また、県は「幅広い人の意見を聞きながら求められる役割や機能を継続して検討していく」と答えました。

(2023年12月14日放送)

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