始まりがあれば終わりがある。出会いに別れはつきものだ。
それはサッカーチームと、チームにユニフォームやトレーニングウェアなど用具を提供するユニフォームサプライヤーの関係も同じである。
2023シーズンが終了したJリーグ。ここでは現時点で判明している、今季限りで契約が終了する「3つのJリーグチームとユニ・サプライヤー」をご紹介しよう。
ギラヴァンツ北九州
ギラヴァンツ北九州 2021 Penalty ホーム ユニフォーム
サプライヤー:Penalty(ペナルティ)
契約期間:2020年~2023年(4シーズン)
北九州は2019年を最後に7年間続いたbonera(ボネーラ)との契約が終了し、2020年からPenaltyがパートナーに。2023年まで最初の2シーズンをJ2で、後の2シーズンをJ3で共に戦っている。
ユニフォームのデザインはシーズンごとに大きく様変わりしたが、bonera時代の“赤と黄のストライプ”はついに一度も登場しなかった。
クラブは12月8日にPenaltyとの契約終了を公式サイト上で報告。2024シーズンのサプライヤーについては、準備が整い次第に発表するとしている。
V・ファーレン長崎
V・ファーレン長崎 2022 Umbro アウェイ ユニフォーム
サプライヤー:Umbro(アンブロ)
契約期間:2020年~2023年(4シーズン)
V・ファーレン長崎は多くの素晴らしいユニフォームを手掛けたhummel(ヒュンメル)との契約が終了し、2020年からUmbroとパートナーシップを締結。J2で4シーズンを共に戦った。
そのUmbro期でもデザインの良さは失われず、光をモチーフにした2023シーズンのホームや、長崎から世界へ飛び立つ様をドットグラデーションで鮮やかに表現した2022アウェイなど、印象深いものが多かった。
クラブは10月26日、4年間のサポートへの感謝とともにUmbroとの契約終了を発表。新サプライヤーと2024シーズン新ユニフォームのデザイン発表は近日中に行われる予定だ。
SC相模原
SC相模原 2021 gol. ホーム ユニフォーム
サプライヤー:gol.(ゴル)
契約期間:2008年~2023年(16シーズン)
クラブは8月31日、gol.とのサプライヤー契約終了を公式サイト上にて発表。このニュースはちょっとした驚きをもって迎えられた。
gol.は2008年に誕生したクラブを神奈川県リーグ時代から支え続けてきたパートナーであり、まさに夫婦のような関係。今回の契約終了は単なるサプライヤー変更の域を超えるものだろう。昨季のFC町田ゼルビアとSVOLME(スボルメ)の関係終焉を思い出させる。
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2014年のJリーグ初参入以降も圧倒的にJ3での戦いが多いが、2021シーズンは悲願のJ2へステップアップを成し遂げている。16年間のgol.時代から一着を選ぶなら、やはりその2021シーズンモデルだ。
gol.との16年に及ぶ関係を終えた相模原。2024シーズンからはUmbroを新たなパートナーに迎えることが決まっている。
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