年末年始に1人でじっくり&皆でワイワイ楽しもう!「スーパーボンバーマン R 2」の魅力を紹介

KONAMIから発売されているPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch/PC(Steam)用ソフト「スーパーボンバーマン R 2」のプレイレポートをお届けします。

「スーパーボンバーマン R 2」は、2023年9月14日に発売されたパーティバトルゲームです。「スーパーボンバーマン R」の続編となる本作には、新たなバトルモード「キャッスル」や、遊びの要素が広がった「ストーリー」モードなど、前作からさらにパワーアップした作品となっています。

皆でワイワイ楽しめるのはもちろん、1人でじっくり遊ぶことも可能な本作は、これからはじまる長期休暇の時期にもピッタリ。本稿ではそんな本作の魅力を紹介します。また、プレイ映像とともにゲームを紹介する動画も公開しておりますので、そちらもあわせてチェックしてみてください。

■「ボンバーマン」に新たな遊びをもたらしたモード「キャッスル」

今作から追加された「キャッスル」は、アタックサイド(攻撃側)とキャッスルサイド(防御側)に分かれて対戦を行う非対称型のバトルモードです。

アタックサイドはマップに散らばる“カギ”を入手し、そのカギを持ってマップ上に配置された“宝箱”を開けることで勝利となります。キャッスルサイドは宝箱が開けられないよう、アタックサイドを妨害し、時間切れになるまで宝箱を1つでも守りきれば勝利となります。

とはいえ、多くのボンバーマンたちを相手に1人で防衛するのはキビシイのでは? と感じるかもしれません。実際激しい攻撃から宝箱を守り切るのは難しいのですが、キャッスルサイドには“ウェポン”とマップギミックが頼もしい味方となってくれます。

“ウェポン”は、近くにいるプレイヤーを攻撃する「ブレード」、前方にレーザーを発射する「レーザー」、周囲にバリアを設置する「バリア」の3種類から1つを選ぶことができます。

バトル中にアイテムを入手したり、宝箱を開けられると“ウェポンゲージ”がたまり、ゲージがいっぱいになることで“ウェポンモード”が発動可能に。このモードを発動させることで、一定時間ウェポンが使い放題になります。

個人的には近づいた相手を問答無用で吹き飛ばせる「ブレード」がお気に入り。即時発動できるので避けられにくく、非常に防衛しやすくなります。

加えてキャッスルサイドは“エルオン”というNPCが味方になります。エルオンはマップ上を移動し、アタックサイドのキャラクターを攻撃してくれます。

マップ上に置かれたギミックは、キャッスルサイドのプレイヤーにも影響があるためすべてが自分に有利に働くわけではありませんが、後述する「ステージエディット」機能で自分で自由に配置できるため、地の利を活かして戦うことが可能です。

アタックサイドは人海戦術で宝箱のオープンを狙います。いくらキャッスルサイドのウェポンが強力だからって、この人数で攻めれば楽勝でしょ! と思われるかもしれませんが実は一筋縄ではいかない要素でもあります。

アタックサイドは宝箱を開けることで勝利となりますが、正確には宝箱を開けたプレイヤーが勝利となります。つまり、アタックサイドのプレイヤーたちは完全な味方ではなく、どちらかというと宝箱を奪い合うライバルなのです。

なのでカギを持っているとアタックサイドの別のプレイヤーから攻撃される可能性もあります。カギを入手したら全速力で宝箱へ直行しましょう。

以上が「キャッスル」モードの基本的な遊び方となります。アタックサイドはいつものボンバーマンにルールが加えられた感覚で楽しめるという印象で、キャッスルサイドは圧倒的な力で防衛する楽しさがあり、さらに後述する「ステージエディット」機能とあわせることでより深みが増すようになっています。

なお今回紹介した「キャッスル」モードは、自分の実力に近い人とランダムにオンライン対戦が楽しめる「グレードマッチ」でのプレイルールとなります。「ルームマッチ」では、アタックサイドの人数などさまざまなルールを変更可能なので、さらにいろいろな楽しみ方が可能となっています。

■タワーディフェンスのような遊びが楽しい「ステージエディット」機能

本作の目玉の1つ「ステージエディット」機能は腰を据えて取り組むコンテンツです。文字通りステージをエディットする機能なのですが、作成したステージは「キャッスル」のバトルで使用可能です。

いきなり「キャッスル」でキャッスルサイドを遊ぶのも良いのですが、このキャッスルサイドは「ステージエディット」機能とセットで遊ぶことでより楽しくプレイできるようになっています。

ステージ上には破壊可能なブロックはもちろん、壁やギミックも配置可能。設置の仕方に多少の制限があったり配置上限はありますが、自分だけのステージをつくることができます。

ステージづくりの流れとしては、まずは壁を設置した上で、その穴を補うようにギミックを配置していくのがつくりやすいかなと思います。各ギミックはボムで破壊されてしまうので、壊されにくい位置に配置するよう意識しましょう。

そして作成したステージをアップロードするには“クリアチェック”が必要です。クリアできないステージは遊べませんから、適度に難しくしつつ、クリア可能な絶妙なバランスで作成しましょう。

といったように、「キャッスル」ルールにおけるキャッスルサイドは、この「ステージエディット」機能とセットでプレイすることで、“タワーディフェンス”のような楽しみ方ができるようになっています。

予め用意されたステージで防衛するのと、自分が作成したステージで防衛するのとでは気合の入り方も違いますしね。

ただ、何もわからない状態からいきなり触ると、広いマップに1つ1つ壁やギミックを配置していくのは結構大変に感じるかもしれません。

そんなときは「おまかせ配置」機能を使いましょう。この機能で自動で壁などを設置してくれるので、ステージづくりの参考にするもよし、ちょっとだけ改変して使うもよし、もちろんそのまま使用することも可能です。

■“探索”と“拠点防衛”でさらにパワーアップした「ストーリー」モード

本作で遊べる「ストーリー」では、ボンバーマン8兄弟が宇宙の平和を守るため、惑星を探索する物語が展開されます。このモードは、ほかのバトルモードとは遊び方が少し異なります。

「ストーリー」では、複数の区画に分けられたフィールド上を探索していくことになります。フィールド上ではこの物語のカギを握る“エルオン”を保護したり、さまざまなクリア条件で謎を解いていく“シークレット パズル”といった要素が楽しめます。

また、本モードならではの要素として、“ワールドレベル”というシステムがあり、このレベルを上げることで、白ボンのステータスを強化していくことができます。ワールドレベルはステージに隠れた経験値アイテムを入手することで上昇可能。ブロックを壊したり敵を倒してどんどん集めていきましょう。

ある程度ゲームを進めることで自分の拠点に“ルギオン”という敵キャラクターが襲ってくることがあるのですが、彼らを迎え撃つため、拠点の強化を行う要素も存在します。

これがさきほど紹介した「ステージエディット」機能となっています。序盤は置けるギミックや壁の種類、数に制限がありますが、こちらもワールドレベルの上昇で解放されていきます。

このように「ストーリー」は、経験値をためてレベルを上げていくという強化要素、そして惑星の探索要素、さらに拠点防衛要素といった、これまでの「ボンバーマン」シリーズとは一味違った、RPGのような遊び方が楽しめる要素になっています。

また、「ステージエディット」機能を段階的に学べる機会にもなっているため、同機能に慣れるためにも本モードのプレイはオススメです。

■とにかくボムを置いてバトルがしたい! という人も安心の「スタンダード」「バトル64」「グランプリ」

ここまで本作の新しい遊びの要素として「キャッスル」と「ステージエディット」「ストーリー」を紹介してきました。これらのモードだけでも十分楽しめますが、なんだかんだボムで相手を吹き飛ばして勝利を得るシンプルな「ボンバーマン」が遊びたい方もいらっしゃると思います。そんな方には、「スタンダード」「バトル64」「グランプリ」がオススメです。

「スタンダード」は、従来の「ボンバーマン」が楽しめるモードです。“みそボン”や“サドンデス”といったシリーズおなじみの要素も搭載。昔ながらの親しみやすいルールで楽しめます。

「バトル64」は、最大64人がエリアごとにわかれたマップで最後の生き残りをかけて戦うモード。このモードではほかのプレイヤーと戦う「バトルフェイズ」と、エリア間の移動ができる「移動フェイズ」にわかれて進行していくのが特徴的。“どこのエリアで戦うか”というのは勝敗に影響するため、駆け引きの要素となっており、戦況の見極めが勝利への近道となっています。

「グランプリ」は、2チームに分かれて得点を競うバトル形式です。こちらは相手を倒した回数を競う「ベーシックボンバー」と、ステージに落ちているクリスタルを奪い合いその得点で勝敗が決する「クリスタル」という2つのルールが用意されています。“チーム戦”としては「キャッスル」モードよりもこちらのほうが協力プレイの印象が強いです。

■みんなでワイワイ、1人でじっくり、どのスタイルでも楽しめる「ボンバーマン」

本作はパーティバトルゲームというだけあって、友人など複数人でワイワイ楽しめる作品になっています。とくに実際に声をかけあってプレイすると盛りあがること間違いなし。実際に会ってプレイするもよし、ボイスチャットにつなげてオンラインプレイするもよし。

とはいえ必ずしも人を集めなくては楽しめないわけではなく、知らない人とオンラインプレイすることもできますし、じっくり1人で遊べる「ストーリー」モードも用意されているので、どんなプレイスタイルでも楽しめる作品となっています。

個人的には「ストーリー」モードが好きで、“探索”や“タワーディフェンス”という、これまでのシリーズの遊びとは異なる要素に新鮮さを感じられました。キャラクター同士の掛け合いもコミカルで楽しげです。

なお、本作は10月のアップデートで「グレードマッチ」をプレイする際「バトル64」「キャッスル」「グランプリ」「スタンダード」どのルールで遊ぶかを選択できるようになっています。さらに「キャッスル」で希望するサイドに当たりやすいようにも調整されているので、自分がやりたい遊び方で楽しめるように改善されています。

そんな遊びやすくなってワイワイ楽しめる「スーパーボンバーマン R 2」。クリスマスや年末年始のおめでたい時期に、ドカンと一発、遊んでみてはいかがでしょうか。

■紹介動画も公開中!

今回紹介した内容をプレイ映像とともにお届けする動画も公開中です。映像とセットで見ることで本作の雰囲気がより掴みやすくなっているので、あわせてチェックしてみてください。

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