栃木県民の自慢は?好きな方言は? ソニー生命が2023年調査結果発表

「宇都宮餃子祭り2023」で配布された「餃子カード」。グッズ化からも各店の人気ぶりがうかがえる

 各都道府県民が自慢に思うグルメや芸能人、スポーツ選手が14日、金融・保険業のソニー生命(東京都千代田区)が実施した「47都道府県別 生活意識調査2023」で分かった。それぞれ、栃木県の1位を紹介する。

 自慢のご当地グルメ1位は、餃子(ギョーザ)だった。県都・宇都宮市には名店がめじろ押し。各店が出店する恒例の「宇都宮餃子祭り」は、今年も長蛇の列ができた。県外からの餃子目当ての観光客は引きも切らない人気ぶりで、県民の自慢心に火を付けたとみられる。

 芸能人は、お笑いコンビ「U字工事」が選ばれた。2008年のM-1決勝戦で飛躍的に知名度を高めて以来、本県出身お笑い芸人のフロントランナーだ。今年も県誕生150周年のイベントに登場したほか、餃子祭りや県産農産物のPRイベントなどに積極的に登場し、とちぎの魅力を全力で発信してくれた。ふるさとを応援する姿を誇らしく思う県民は多い。

 スポーツ選手は、楢崎智亜(ならさきともあ)。宇都宮市出身のスポーツクライミング選手で、東京五輪では4位に入賞した。2024年パリ五輪に向けては、栃木県勢代表の第1号にも決まっている。メダルへの期待に胸を膨らませる県民は少なくない。

 好きなご当地言葉はソニー生命が代表的な回答を抜粋した。栃木県の回答として挙げられたのは「だいじ」。県民には説明をしなくてもだいじだとは思うが、「大丈夫」という意味で、「でれすけ」「ごじゃっぺ」などと並ぶ代表的方言だ。ちなみに隣県の茨城県は「ごじゃっぺ」だった。全ての方言を代名詞にすることはできないが、歯がゆく思う県民もいるかもしれない。 

 調査は11月2〜10日、インターネット上で実施。各都道府県から100人を抽出して尋ねた。

東京スカイツリータウン開かれた「とちぎ誕生150祭」を盛り上げるU字工事。日本一高い塔のかたわらで栃木県の広告塔を務めた
8月の世界選手権で3位に入った楢崎。この大会でパリ五輪代表を決めた=ベルン(共同)

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