英中銀、政策金利を据え置き 3会合連続、物価上昇鈍化

 【ロンドン共同】英中央銀行イングランド銀行(BOE)は14日、政策金利を5.25%で維持すると発表した。金利の据え置きは3会合連続。物価上昇率が鈍化しつつあり、景気減速に対する懸念に配慮した。

 金融政策委員会の投票権を持つメンバー9人のうちベイリー総裁を含む6人が据え置きを、3人が利上げを求めた。ベイリー氏は声明で「これまでの利上げでインフレ率は低下したが、まだ先がある。データを注意深く見て、(目標の)2%に戻すために必要な決定を下す」と述べた。

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