【サンパウロ共同】独裁色を強める南米ベネズエラのマドゥロ政権が、隣国ガイアナの国土の約7割を占める係争地の領有権を主張していた問題で、マドゥロ大統領とガイアナのアリ大統領は14日、首脳会談を行い問題解決に向けて対話を継続することで合意した。両国のメディアなどが報じた。
会談はカリブ海の島国セントビンセント・グレナディーンで行われた。ベネズエラは係争地の領有権を問う今月3日の国民投票で96%以上の賛成を得たとして、係争地に新たな州を創設する法案を可決するなど併合をにらんだ措置を打ち出し、緊張が高まっていた。