【ワシントン共同】イエレン米財務長官は14日、ワシントンで2024年の米中経済関係を巡り講演した。国家安全保障に関わる利益は「米国の最優先事項だ」として譲らない姿勢を強調した一方、気候変動や金融システムの安定化に向けた協力は強化していくと説明。今年に続き、24年も中国を訪れる考えを表明した。
イエレン氏は「米中経済関係について責任を持って管理し続ける」と指摘。「意見の相違や衝突の回避を全て求めること」は困難だとし、両国が対話を続けることで、対立激化を防ぐことが重要だと説明した。
同時に「協力によって恩恵がある分野で中国との作業を加速させる」と表明した。
