新しい広島駅ビルに乗り入れる路面電車の高架を支える大ばりが、15日未明に設置されました。
広島市とJR西日本・広島電鉄は新広島駅ビルに路面電車を乗り入れるため、整備を行っています。15日は、その高架を支える橋脚の大ばりを設置する工事が行われました。
宮本学知 記者
「午前1時19分です。雨の中、大ばりの設置工事が始まりました。今、大ばりがクレーンでゆっくりと持ち上げられてます」
大ばりの重さはおよそ60トンあり、横11・9メートル、高さ2・9メートル、幅3・5メートル。クレーンで慎重に運ばれ、橋脚の上に設置されていきました。
設置されたのは駅ビルへと向かう路面電車の線路が2車線から4車線に変わる場所です。多くの力が加わるため、橋げたを支える大ばりは非常に重要なパーツだということです。
広電広島駅JV工事事務所 平井修副所長
「来年には大きな橋げたが架かるなどいろいろ変わってきますので、そういったところを見ていただければと思います」
2024年夏には橋げたが設置予定で、路線の完成は25年春ごろを予定しています。
