ジャイアンツも山本獲得失敗ならスネル狙いか エンゼルス参戦も

山本由伸の争奪戦が激化するなか、メッツはブレイク・スネルを「プランB」と考えていることが報じられているが、どうやら山本獲得失敗時にスネルを狙うのはメッツだけではなさそうだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、ジャイアンツも山本獲得に失敗した場合にスネル獲得を目指す可能性があるという。ヘイマン記者は、スネルの有力な移籍先候補として、メッツとジャイアンツのほかに、大谷翔平を失ったエンゼルスの名前も挙げている。

ヘイマン記者は少なくとも7球団が山本争奪戦に加わっていることをリポート。ヤンキース、メッツ、ドジャース、ジャイアンツ、レッドソックス、ブルージェイズ、フィリーズが山本獲得を狙っているという。争奪戦の激化により、総額が3億ドルに達する可能性や10年以上の長期契約になる可能性が取り沙汰されているが、当然ながら山本を獲得できるのは1球団だけ。それ以外の球団は「プランB」や「プランC」を準備しておく必要がある。

山本獲得失敗に備えた「プランB」として最も有力な存在がスネルだ。今季はパドレスで180イニングを投げて14勝9敗、防御率2.25、234奪三振の好成績を残し、最優秀防御率のタイトルを獲得。レイズ時代の2018年以来5年ぶり2度目となるサイ・ヤング賞にも輝いた。ジャイアンツは今季100イニング以上を投げた先発投手が2人(ローガン・ウェブとアレックス・カッブ)しかおらず、先発投手の補強が急務。スネルを獲得すれば、ウェブと左右の2枚看板を形成できる。

一方、エンゼルスは大谷退団によってエースが不在に。来季からは5人ローテーションに戻すことができるため、パトリック・サンドバル、リード・デトマーズ、グリフィン・キャニング、チェイス・シルセス、タイラー・アンダーソンと頭数自体は揃っているものの、エースと呼べる存在がいない。2014年以来のポストシーズン進出を成し遂げるためには、スネルのようなエース格の投手をチームに加えておきたいところだろう。

The post ジャイアンツも山本獲得失敗ならスネル狙いか エンゼルス参戦も first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.