【CLグループG総括】シティとライプツィヒの2強が難なく突破

シティとライプツィヒが決勝T進出[写真:Getty Images]

昨季王者マンチェスター・シティと昨季ベスト16のライプツィヒが、2試合を残して決勝トーナメント進出を決める開幕前の予想通り、2強2弱の結果となった。

■順位表■
[勝ち点/勝/引/負/得失点]
1.マンチェスター・シティ[18/6/0/0/11]
2.RBライプツィヒ[12/4/0/2/3]
3.ヤング・ボーイズ[4/1/1/4/-6]
4.ツルヴェナ・ズヴェズダ[1/0/1/5/-8]

◆王者シティが貫禄の全勝突破~マンチェスター・シティ~

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昨季王者シティにやはり死角はなかった。MFギュンドアン、MFマフレズ、DFラポルテがクラブを去り、MFデ・ブライネが長期離脱で不在だったが、代わって加入のFWドク、DFクヴァルディオルが十分に働いた上、FWアルバレスやMFフォーデンがデ・ブライネの果たしていた役割を担い、格下ヤング・ボーイズ、ツルヴェナ・ズヴェズダを寄せ付けなかった。ヤング・ボーイズとの連戦(第3、4節)ではFWハーランドが2発ずつ決めて連勝。ライプツィヒには2試合とも苦しめられたが、それでも連勝し格の違いを見せ付けた。

◆主力引き抜かれるも5季連続出場の経験値~ライプツィヒ~

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新興クラブから今やCL常連クラブのイメージが定着したライプツィヒも盤石の戦いぶりだった。開幕前にはシティにグヴァルディオルを引き抜かれた他、MFソボスライ、FWエンクンク、MFライマーをそれぞれメガクラブに奪われるも代わって加入のFWオペンダ、MFシャビ・シモンスの両若手スター候補生が予想を上回る活躍を見せ、シティと共に2試合を残しての決勝トーナメント進出を決めるに至った。

◆2強に善戦も~ヤング・ボーイズ~

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2季ぶり出場のスイス王者ヤング・ボーイズは人工芝のホームではシティ、ライプツィヒに善戦したが、勝ち点を得るには至らなかった。エースFWイッテンはツルヴェナ戦で1ゴールと期待された活躍はできず。シティとの連戦が組まれていた日程面での不利もヤング・ボーイズにとっては厳しかった。

◆最終節を前に最下位決定~ツルヴェナ・ズヴェズダ~

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4季ぶり出場となった国内リーグ6連覇中のセルビア王者ツルヴェナもシティとライプツィヒの前には歯が立たなかった。昨季国内リーグ17ゴールのFWカタイが負傷で出遅れたことも響いた。ヤング・ボーイズに引き分るのが精いっぱいだったチームは最終節を前に最下位が決定した。

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