ドジャース、Rソックス、メッツなどがルーカス・ジオリトに興味

ホワイトソックスのエースとして活躍していた時期もあるルーカス・ジオリトだが、直近2シーズンは防御率が5点近くまで悪化するなど低迷。特に今季はア・リーグ最多の41本塁打を浴びたように、精彩を欠くパフォーマンスが目立った。しかし、バウンスバック(復調する)候補の1人としてFA市場で人気を集めており、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、ドジャース、レッドソックス、メッツ、ロイヤルズの4チームがジオリトに興味を示しているようだ。

ヘイマン記者が挙げた4チームのうち、ロイヤルズ以外の3チームは山本由伸の争奪戦に加わっている。先発補強が急務となっているドジャースは、山本獲得を狙う一方で、レイズとのトレードを成立させ、タイラー・グラスノーを獲得。山本とジオリトを獲得すれば、今季メジャーデビューして11勝を挙げたボビー・ミラー、トミー・ジョン手術から戻ってくるウォーカー・ビューラーも含め、先発5枚の顔ぶれが固まることになる。

レッドソックスもドジャース同様、先発補強が急務となっている。山本争奪戦では劣勢を強いられているとみられており、複数の先発投手を獲得する必要があることを考えると、ブレイク・スネルのような大物を狙うのも難しい。比較的安価で獲得できるであろうジオリトのようなバウンスバック候補はチーム状況にフィットしそうだ。

メッツはすでにバウンスバック候補としてルイス・セベリーノを獲得。現在は山本獲得に全力を注いでいる。山本獲得に失敗した場合、スネル狙いにシフトチェンジする可能性があることも報じられているが、千賀滉大、ホセ・キンタナ、セベリーノの3人を除いてローテの顔ぶれは定まっておらず、山本またはスネルの獲得に成功したとしても、ジオリトのようなバウンスバック候補をもう1人加える可能性はありそうだ。

ロイヤルズはセス・ルーゴと3年契約を結び、ローテ5枠のうち4枠が確定。残りの1枠は若手を競わせる可能性もあるが、ジオリトやマーカス・ストローマンなど、実績のある投手への関心も報じられている。おそらく来季が現役ラストイヤーになるであろうザック・グレインキーと再契約を結ぶ可能性も残されている。

なお、「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者は、ジオリト獲得に乗り出す可能性があるチームとしてレッズの名前を挙げている。レッズはグラスノー獲得を狙っていたが、グラスノーはドジャースへのトレードが決定。モロシ記者によると、レッズはトレード市場でシェーン・ビーバー(ガーディアンズ)、FA市場ではジオリトやマイケル・ワカの獲得に乗り出す可能性があるようだ。

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