赤から青へ、大谷強豪に移籍 11年連続プレーオフ進出中

米大リーグ、ドジャースの入団記者会見で笑顔の大谷翔平。左はウォルター・オーナー、右はカステン球団社長=14日、ロサンゼルスのドジャースタジアム(共同)

 【ロサンゼルス共同】赤から青へ。米大リーグの強豪ドジャースに移籍した大谷翔平(29)は14日、ロサンゼルスの本拠地ドジャースタジアムでの入団記者会見で、真新しい青の背番号が入ったユニホームに身を包み、ワールドシリーズ(WS)制覇への道を思い描いた。

 赤がチームカラーのエンゼルスでの6年間はプレーオフとは無縁だった。対照的にドジャースは11年連続で進出している。その間、WSには3度駒を進め、2020年に制している。それでも、マーク・ウォルター・オーナーら、球団幹部が交渉の席で「この10年間を全く成功だと思っていない」と言ったことに、感銘を受けたという。長い歴史を誇る球団に息づく、常に頂点を目指す姿勢。「それだけ勝ちたい意志が強いんだな」と、移籍決断の後押しとなったことを明かした。

 会見後はインスタグラムを更新し、オーナーやアンドルー・フリードマン編成本部長と並んで写った、自身のユニホーム姿をアイコンに設定。ロッカーにバットやスパイクを置いた画像も投稿し、新しい環境を楽しんでいる様子だ。

© 一般社団法人共同通信社