5年目へ「開幕投手を奪いに行かないと」“先発の柱” 森下暢仁(広島カープ)1億3000万円 契約更改

広島カープの契約更改。15日は、投手陣の柱・森下暢仁 投手が、来季の契約にサインをしました。

ことしの年俸は、球団最速の4年目にして1億円突破を果たしていた森下。

広島カープ 森下暢仁 投手
― サインは?
「はい。サインさせていただきました」

― 球団からはどういう評価?
「大谷選手より多くいただきました。1016億です(笑)。はい、しっかりと話をさせていただきました。まずは手術明けでしっかりと戻ってきて投げてくれたというところを評価してもらいましたし、これから下の選手も多いので、しっかりとそういうところで示しができるようにやってくれと言われました」

契約は、2000万円アップの推定1億3000万円で更改しました。

1億1000万円(推定)→1億3000万円(推定)

今シーズンもローテーションの中心として活躍し、勝利数こそ昨シーズンを下回る9勝に終わったものの、チームの2位躍進になくてはならない存在でした。

試合20 勝9 敗6 防御率3.01 回131と2/3

これまでの4シーズンで通算37勝、入団以来の安定した活躍も含めて高く評価されました。

通算 37勝 24敗 防御率2.82

森下暢仁 投手
「前半でクオリティースタートが常に続けられたというところがあるんですけど、後半、なかなかできないところがあったので、そこは本当に来シーズンは1年間、自分の仕事・役割を果たせるようにしたいなと思います。球速もそうですし、コントロールも技術もそうですけど、すべてが足りないと思うので、1つひとつしっかりとレベルアップして開幕、しっかり投げられるように、1年間、野球できるようにしたいなと思っています。自分が入ってからずっと(大瀬良)大地さんなので、そこを奪いに行かないといけない歳になってきたと思いますし。そこでしっかりと評価してもらって、いいスタートを切れば自分自身も乗っていけるのかなというふうに思うので、そういう部分でがんばっていきたいなというふうに思います。チームが優勝することが1番だと思いますし、Aクラスに入って慢心することなく、このままチームとして続いていけるように、やっぱり優勝して日本一というのが球団もそうですし、みなさんが一番笑顔になる、カープファンの方が笑顔になることだと思うので、そこを目標に、広島県が笑顔になるようにがんばりたいなと思います」

クライマックスシリーズでも好投し、ファーストステージ突破を呼び込みましたが、自身のパフォーマンスに満足していません。来シーズンは、開幕からフルスロットルでことし以上の活躍を誓います。

森下暢仁 投手
「今シーズン、しっかり投げるために手術もしましたし、苦しい時期もあったんですけど、本当に充実した1年間でしたし、やっぱり2位という、チームはくやしい成績だったので、もっともっとチームのみなさんが優勝したいという気持ちと強い意志を持ってやれば、1位・2位をひっくり返す力はあるんじゃないかなと思っています」

◇ ◇ ◇

青山高治 キャスター
冒頭いきなり「大谷選手より多く1016億円」という “森下ジョーク” ―。

中根夕希 キャスター
ジョークを言われる方なんだというので、すごく好きになりました。

青山高治 キャスター
あの静かなトーンで真顔で言うところがね。

中根夕希 キャスター
森下投手らしいですよね。でも、開幕投手をずっと大瀬良投手がやっているところを狙わないといけない年次になってきたという思いも聞けて。やっぱり任せたくなる投手なんです。たいへんな試合を任せたくなるので、切磋琢磨しながらがんばってほしいです。

青山高治 キャスター
森下投手ですが、自主トレは 前田健太 投手(デトロイト・タイガーズ)と行う予定です。来シーズンの目標については「床田(寛樹)投手に負けないように “打ちたい” 」ということでした。二刀流って感じですか…

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