園児に「落ち武者」、保育園指導 当初否認、音声記録で一転認める

 兵庫県尼崎市の私立保育園で8月下旬、保育士が「髪の毛ぬれたら落ち武者にしか見えへん」「カエルの子はカエルやからな」などと園児や保護者に対する不適切な発言をしたとして、市が保育園を改善指導したことが15日、市への取材で分かった。

 市によると、保護者からの相談で市が確認した際、保育園側は当初「心当たりはない」と否認。だが保護者が発言を録音した音声データを提出し、市が再確認したところ一転、発言を認めたという。

 市は「発言は保育中とみられ望ましくない」として保育園を指導。園側は音声が記録できるカメラの設置など改善案を文書で提出した。

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