【ブンデス第15節プレビュー】バイエルンとシュツットガルトの上位対決

[写真:Getty Images]

前節はシュツットガルトとレバークーゼンの上位対決が行われ、互いに攻め合う好ゲームの末、1-1の引き分け決着となった。そして1週間半ぶりの実戦となったバイエルンがフランクフルトにまさかの5失点惨敗を喫した。

迎える第15節、その2位バイエルン(勝ち点32)と3位シュツットガルト(勝ち点31)による注目の上位対決が行われる。バイエルンは前節フランクフルト戦、試合勘の影響か、まさかの惨敗に。ただ、火曜に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のマンチェスター・ユナイテッド戦では消化試合ながら主力を投入して勝利と、すかさずバウンスバックとした。首位レバークーゼンとは4ポイント差に広がっており、これ以上離されないためにもシュツットガルトを叩きたいところだが、上位対決を制すことはできるか。

対するシュツットガルトは前節レバークーゼン戦、前半終盤に先制する展開としたが、後半序盤に追いつかれ、勝ち切るには至らなかった。それでも首位チーム相手に現在3位に付けていることがフロックではないことを証明するような試合を演じ、力のあるところを示した。ケイン(18G)とギラシー(16G)による得点王争いをリードする両ストライカーに要注目だ。

シュツットガルトと好ゲームを演じた首位レバークーゼン(勝ち点36)は、バイエルンを粉砕した7位フランクフルト(勝ち点21)と対戦。シュツットガルト戦では前半、GKフラデツキーの好守で再三のピンチを乗り切り、後半は反撃に転じて同点に追いついて見せた。逆転には至らなかったが、首位チームの貫禄を見せた中、前節バイエルンをカウンターで粉砕したフランクフルトにどう対応するかに注目だ。フランクフルトにおける外国籍選手ブンデスリーガ最多出場記録を樹立したDF長谷部に出番が回ってくることにも期待したい。

ライプツィヒとの上位対決に敗れた5位ドルトムント(勝ち点25)はMF奥川の9位アウグスブルク(勝ち点17)と対戦する。ライプツィヒ戦では序盤にDFフンメルスが一発退場となって守勢を強いられ、最終的には1点差に追い上げたものの敗戦に追い込まれたドルトムント。水曜に行われたCLではパリ・サンジェルマン相手に1-1で引き分け、首位通過を決めた。CLで良い流れを作った中、不調のブンデスで勝利を取り戻せるか。

格上ホッフェンハイムの前に完敗した14位ボーフム(勝ち点13)は15位ウニオン(勝ち点10)と対戦。左ウイングで先発したFW浅野は、右ウイングに回った後半序盤に決定機が一つあったが決めきれず、その後は成す術なく1-3の完敗に終わった。5試合ぶりの敗戦で再び降格圏が迫ってきた中、CLレアル・マドリー戦を戦ったウニオン相手に勝利してボトムハーフを脱したい。

主砲FWグレゴリッチュの3戦連発でヴォルフスブルクを退けた8位フライブルク(勝ち点21)は16位ケルン(勝ち点10)と対戦。ヴォルフスブルク戦では[4-4-1-1]の右MFで先発した堂安は、0-0で迎えた後半序盤に交代したものの、その後グレゴリッチュにゴールが生まれて勝利。引き続きスタメン予想の堂安がチームの連勝を3に伸ばす活躍を見せられるか。

DF板倉の復帰が近い10位ボルシアMG(勝ち点16)は金曜に12位ブレーメン(勝ち点14)と対戦する。

◆ブンデスリーガ第15節
12/15(金)
《28:30》
ボルシアMGvsブレーメン

12/16(土)
《23:30》
マインツvsハイデンハイム
ボーフムvsウニオン・ベルリン
アウグスブルクvsドルトムント
ダルムシュタットvsヴォルフスブルク
《26:30》
ライプツィヒvsホッフェンハイム

12/17(日)
《23:30》
フライブルクvsケルン
《25:30》
レバークーゼンvsフランクフルト
《27:30》
バイエルンvsシュツットガルト

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