鞆町の平漁港埋め立て 広島県が福山市に「工事中止の必要なし」と通知 県が決済経ず免許交付で中止要請

先週、県の免許交付手続に不備が発覚した福山市鞆の漁港埋め立て工事について、県は工事の中止を要請していましたが、その必要がなくなったとして、きょう(15日)福山市に通知しました。

県の手続きで問題があったのは、福山市鞆町の平漁港の埋め立て工事です。

2022年6月、福山市が提出した埋め立て工事の免許を求める届けについて、県は必要な書類を作らず幹部職員の決裁を経ないまま、埋め立て免許を交付。2023年3月から工事がおこなわれていました。

先週、問題を把握した県が福山市に工事の中止を要請していましたが、15日、免許は無効ではないと確認できたため工事を中止する必要はないと市に通知しました。

福山市はこの間、地域に混乱を招く可能性などを考慮し工事を続行していて遅れなどはないということです。県は原因を調査し、再発防止に努めるとしています。

(2023年12月15日放送)

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