日本を代表するスポーツブランドMizuno(ミズノ)にとって、2023-24シーズンは充実した時間を過ごしていることだろう。
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではイタリアのラツィオが、そしてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)では日本のヴァンフォーレ甲府が、それぞれ決勝トーナメントに進出決定。欧州とアジアの最高峰でMizunoのユニフォームが躍動中だ。
歴史的にMizunoのユニフォームが国際舞台で輝くことはそう多くない。とりわけ欧州では、今季のラツィオのようなケースはほぼ初めてに等しい。
ここでは、そんな国際大会に登場した5つのMizunoユニフォームをご紹介しよう。
セレッソ大阪
セレッソ大阪 2011 Mizuno ACL ホーム ユニフォーム
選手:清武弘嗣
ACLに初出場ながら準々決勝に進出という輝かしい成績を残した2011シーズンでのユニフォーム。
基本的にはJリーグなどでのユニフォームと同じデザインだが、アジア最高峰を戦う者にしか付けることを許されない袖のバッジが特別な存在感を放つ。
この大会ではラウンド16でガンバ大阪との史上初となる「ACL大阪ダービー」が実現した。
名古屋グランパス
名古屋グランパス 2021 Mizuno ACL ホーム ユニフォーム
選手:中谷進之介
名古屋は2017年から現在までMizunoと契約中。9大会ぶりの出場となった2021シーズンのACLでは、同ブランドのユニフォームを着てベスト8入りを果たした。
デザインはJリーグ用のホームと同じに見えるが、シャドーストライプは差し色にオレンジを使ったJリーグ用とは異なり濃淡のレッドで表現。袖口の色もブラックからオレンジへ変更と、実は微妙に異なる。
スポンサーロゴマークは胸部にのみ「GR YARIS」を掲出し、背面には国を背負う意思を込めて日の丸を付けていた。
ラツィオ
ラツィオ 2023-24 Mizuno CL ホーム ユニフォーム
選手:チーロ・インモービレ
今季から日本代表MF鎌田大地がプレーするイタリアの名門ラツィオ。ユニフォームのサプライヤーは22-23シーズンからMizunoが担当している。
1973-74シーズンのセリエA初優勝から50周年を祝う今季のホームユニフォームは、クラブの象徴であるエンブレムの鷲をエンボスでデザイン。シンプルな美しさが魅力のユニフォームを着て決勝トーナメント進出を決めた。
CLは決勝Tからが“真のCL”とも言われるが、Mizunoのユニフォームがついに欧州最高峰の舞台で“真のCL”を戦う。
ヴァンフォーレ甲府
ヴァンフォーレ甲府 2023-24 Mizuno ACL ホーム ユニフォーム
選手:ジェトゥリオ
J2勢で初めてACL決勝トーナメント進出という快挙を成し遂げたヴァンフォーレ甲府。クラブ史上初出場のACLには特別ユニフォームで臨んでいる。
記念すべき初のACLモデルはシンプルに「V」をデザイン。これにはVentforet、Vital、Victoryといった意味を込めている。また、この「V」はACLでの経験をクラブの未来につなげるという意味で“襷(たすき)”をも表現している。
山梨にて古来よりシンボルとして親しまれている武田菱と花菱の紋を描くユニフォームを着て、甲斐の国の誇りをかけた戦いが続く。
フィオレンティーナ
フィオレンティーナ 2001-02 Mizuno ホーム ユニフォーム
選手:ヌーノ・ゴメス
Mizunoとフィオレンティーナは01-02の1シーズンのみパートナーの関係に。その唯一のシーズンはセリエAと並行してUEFAカップを戦った。
UEFAカップは現在のヨーロッパリーグだが、恐らくはMizunoのユニフォームが初めてUEFAのコンペティションで本戦に登場したシーズンだと思われる。
フィオレンティーナは00-01から02-03の3シーズン連続でサプライヤーを変えているが、その中の一つがMizunoだった。
01-02モデルのキットデザインは実に当時のMizunoらしいもので、今となっては懐かしさを覚える。
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