「マラドーナは健在」「不正だ」VARがない試合で“神の手”ゴールが誕生、明確なハンドが見逃される

バーネットのディーン・ブレナン監督[写真:Getty Images]

FAカップの2回戦が13日に行われ、バーネットvsニューポート・カウンティの一戦で珍しいゴールが生まれた。
【動画】神の手ゴールが誕生…

ナショナルリーグ(イングランド5部)のバーネットとリーグ2(イングランド4部)のニューポートの一戦は、序盤からアウェイのニューポートが圧倒し、25分までに3点のリードを奪う。

そして37分にバーネットが反撃。右サイドで得たスローインからボックス内へとロングスローを入れると、味方が頭ですらしたボールにキャプテンのハリー・プリチャードが反応。倒れ込みながらダイビングヘッドを決めたように見えた。

だが、プリチャードが使ったのは頭ではなく左手。ゴールの映像を切り取った画像などではハッキリと分かるが、FAカップの2回戦ではVARが導入されていないこともあり、このハンドは見逃されることとなった。

VARが導入される試合が多くなっている現代ではなかなか見られないゴールには、ファンも「マラドーナは健在」、「神の手だ」、「不正だ」とコメント。元アルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナ氏が、1986年のメキシコ・ワールドカップ(W杯)準々決勝のイングランド代表戦で決めた有名なゴールが引き合いに出されるなど、SNS上で話題になっている。

また、バーネットのディーン・ブレナン監督も試合後、 「我々は少しラッキーだった。見返してみたが、プリッチのハンドは明白だった」とハンドだったことを認めている。

なお、試合はこの神の手ゴールこそあったものの、バーネットは1-4で敗北。ニューポート・カウンティが3回戦へ進出している。

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