障害児の腕、竹串で突く虐待 山形市、施設改善勧告

 山形市は15日、障害児をたたいたり竹串で突いたりする虐待があったとして、放課後等デイサービスの事業所「ハーモニー山形」を運営する法人「青葉の杜」(仙台市)に児童福祉法に基づき改善勧告を出した。また事業所が給付費を市に過大請求していたとして、新規受け入れを6カ月間停止させるなどの行政処分をした。

 市によると、事業所の元職員が2020年8月ごろから昨年7月までの間、児童の腕を押さえて頬をたたいた他、週に1~2回、腕を竹串で突いたりした。正座させ強い口調で複数回指導し、おもらしさせたこともあった。小学生から高校生計4人に虐待していた。4人にけがはなかった。

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