退団するシャルクが決勝点、浦和がシティの待つ準決勝へ進出【クラブW杯】

[写真:Getty Images]

浦和レッズは15日、FIFAクラブ・ワールドカップ(CWC)2回戦でレオンと対戦し、1-0で勝利した。

5月にアジア王者となった浦和は、2017年大会以来3度目のCWC出場。その浦和は直近のハノイ戦に敗れて今季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)ではグループステージ敗退に終わった中、ショルツやホイブラーテン、GK西川ら現状のベストメンバーを送り、負傷明けの酒井がベンチ入りした。

北中米カリブ海王者のレオンに対し、カンテを最前線に、2列目に右から大久保、安居、小泉と据えた浦和は開始2分、ボックス右で縦に仕掛けた大久保が右足でGK強襲のシュートを放った。

良い入りを見せた浦和が押し込む立ち上がりとなった中、7分にハーフラインでのボールロストからアンブリスに際どいミドルシュートを打たれてひやりとさせられる。

それでも引き続きボールを握る浦和は19分に決定機。小泉のフィードでディフェンスライン裏を取った大久保がGKと一対一に。しかしシュートはコタに止められてしまった。

前半半ば以降は不用意なボールロストが目立った浦和が守勢を強いられた中、ゴールレスのままハーフタイムに入った。

迎えた後半、54分に浦和に好機。FKの流れからボックス左の明本が折り返し、伊藤が左足ボレーで合わせたが枠の上にシュートは外れた。

それでもテンポは上がらず、73分に中島とシャルクをを投入。すると5分後、シャルクが大仕事。カンテのリターンパスをボックス右で受けたシャルクがシュートを決めきった。

退団が決まっているシャルクのゴールで試合を動かした浦和は、84分に数的優位に。シャルクがディフェンスライン裏を取ったところでテシージョに倒されると、2枚目のイエローカードが提示された。

直後の直接FKでシャルクが追加点に迫った中、89分にはシャルクにGKと一対一の決定機が訪れたが、ここはコタに止められてしまう。

それでも1-0で勝利した浦和がメキシコ王者を下し、マンチェスター・シティが待つ準決勝へ進出している。

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