南砺2カ所目、便利に 東海北陸道・城端スマートIC、16日開通

16日に開通する城端スマートIC=南砺市立野原東

 中日本高速道路(名古屋市)と南砺市が整備を進めてきた東海北陸自動車道「城端スマートインターチェンジ(IC)」(同市立野原東)が16日午後2時に開通する。同市にとって南砺スマートICに続く2カ所目の自動料金収受システム(ETC)専用のICで、長さ12メートル以下の全車種が通行できる。

 城端スマートICは、城端サービスエリア(SA)に隣接して設置され、小矢部砺波ジャンクション(JCT)から約14.5㌔の地点にある。上り線と下り線にそれぞれ出入り口(ETCゲート)が設けられ、市道桜ケ池クアガーデン線とつながる。2022年4月に着工した。総事業費は約13億5千万円。料金は普通車は富山-城端スマートIC間が1400円。金沢東-城端スマートIC間は1190円。

 車は上り線、下り線とも城端SAに接続したハイウェイオアシスの駐車場に入れる。車を停めて桜ケ池近くの観光施設やレストランに立ち寄ることができる。

 城端スマートIC周辺には、小矢部市に生産拠点を置くゴールドウイン(東京)が、県や市と連携して2026年の完成を目指してプレイアースパーク事業を進めている。

 16日午後1時から、南砺市城端伝統芸能会館「じょうはな座」で開通式が行われる。式の後、東海北陸自動車道全線四車線化決起集会が行われる。

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