欧州海運大手、紅海経由を停止 フーシ派攻撃、物流遅延も

 【ロンドン共同】欧州の海運大手が相次ぎ、紅海を経由した海上コンテナ輸送を一時的に取りやめることが15日、明らかになった。パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘を受け、イスラエルを敵視するイエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海で商船攻撃を繰り返しており、船員の安全が懸念されていた。

 物流が滞り、サプライチェーン(供給網)に影響が広がる可能性がある。ロイター通信などによると、紅海経由輸送を見合わせるのは、デンマークのAPモラー・マースクとドイツのハパックロイド。マースクはアフリカ経由に切り替える。

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