学童保育、コンテナハウスで 上峰町で設置工事 来春から利用へ

クレーンで持ち上げられたコンテナハウス=上峰町

 上峰町の新しい放課後児童クラブ(学童保育)となるコンテナハウスがこのほど、上峰小の敷地内に設置された。今後内装工事を進め、来春からの利用を目指す。 

 現在、クラブが活動する同小近くの旧幼稚園舎は老朽化が進んでいた。新たな施設はコンテナハウス(幅2.5メートル、長さ12.5メートル)を12ユニット組み合わせた木造2階建てで、延べ床面積375平方メートル。定員は135人で、シャワールームも備える。

 施設は住宅メーカーの一条工務店(本社・東京)が企業版ふるさと納税制度を活用して町に寄贈。組み直しが可能な「モバイル建築」で、大規模災害時は移設して避難所としても活用できる。

 同町の野口敏雄教育長は「子どもたちや保護者の夢が積み上がっているようで、完成が楽しみ」と期待した。(鳥栖支社・井手一希)

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