北朝鮮の人権侵害「最悪」と非難 日米韓とアルバニアが声明

 【ニューヨーク共同】世界人権宣言が国連で採択されて10日で75年となったことを受け、米国は15日、日本、韓国、アルバニアと共同で北朝鮮の人権侵害を非難する声明を発表した。日本や韓国での拉致や北朝鮮国内外での処刑や暗殺、違法な拘束などを行っているとして「人権侵害の状況は依然として最悪だ」と批判した。

 声明では、北朝鮮国民は表現や宗教、移動の自由がない上、プライバシーの権利を行使できず、北朝鮮政府が検閲や政治的意見による差別で「国民を抑圧している」と指摘。全ての国連加盟国に北朝鮮の人権侵害の責任追及に協力するよう求めた。

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