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長崎県対馬市美津島町の対馬空港で、市立豊玉中(梅野三惠校長、80人)の生徒が、地元の海岸に漂着した海ごみで作ったアート作品が展示されている。2024年1月末まで。
市によると、対馬沿岸には年間推計で約3万~4万立方メートルのプラスチックごみなどが漂着するとされ、環境汚染や地元産業への影響が懸念されている。
同校は持続可能な開発目標(SDGs)をテーマに学習に取り組んでおり、展示は成果発表の一環。空港で開催中の市のSDGs企画展に加える形で開いた。
対馬固有の「対州馬」をモチーフにした大型オブジェ「プラうまんちゅ号」は、口をプラスチック製のふた、たてがみをブラシなどさまざまな素材で組み立てた。漂着ごみで作ったキーホルダーやコースターも並ぶ。
市SDGs推進課の担当者は「子どもたちは未来の主役。小さな力でも大人や社会を変える力を持っている」と、多くの来場を呼びかけている。