歴史ある建物、どう? 山形の研究会、外国人に魅力紹介

スライドを見ながら古い建物の魅力に触れる海外出身者ら=山形市・清風荘

 山形歴史たてもの研究会(中根伸一会長)の交流会が8日夜、山形市の清風荘で開かれ、同市在住の外国人らに市内の歴史ある建物の魅力を紹介した。

 同会事務局長の小林和彦さん(78)が文翔館や千歳館、西村写真館などの写真を見せながら解説した。簡潔な言葉を選んで話す「やさしい日本語」を広めようと活動する山形東高2年阿部千紘さん(17)が補足する場面もあり、「言葉を選び直した時に分かってもらえてうれしい」と話した。参加外国人らはこのほか、英語の落語も楽しんだ。

 同会は外国人向けイベントを計3回企画し、これまで陶芸や着物を体験した。市コミュニティファンドの助成を受けた。

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