日本茶アワード2023 西海園「そのぎ茶 極豊」準大賞 煎茶ティーバッグ 初の上位入賞

日本茶準大賞に輝いたティーバッグ「そのぎ茶 極豊緑茶プレミアムTB」(手前右)を入れる二瀬社長=東彼杵町役場

 茶のジャンルを問わず「飲んでおいしいお茶」を決めるコンテスト「日本茶AWARD(アワード)2023」の日本茶準大賞・農林水産省農産局長賞に長崎県東彼東彼杵町三根郷の製茶問屋「西海園」のティーバッグ「そのぎ茶 極豊(きわみゆたか)緑茶プレミアムTB」が選ばれた。
 NPO法人日本茶インストラクター協会が開き、9回目。煎茶ティーバッグのお茶が上位入賞したのは大会初。西海園は昨年、蒸し製玉緑茶で大賞を受賞。準大賞は3回目。
 各産地から▽合組(ブレンド茶)▽烏龍茶▽紅茶▽ほうじ茶-など13部門に538点が出品。専門家らによる1、2次審査で、各部門から最終審査に進むプラチナ賞計20点を選出。最終審査は一般消費者も参加した。
 二瀬浩志社長は14日、町役場を訪れ、岡田伊一郎町長に受賞を報告。「急須で入れたような、甘みやコクを引き出すために何年も改良を重ねてきた。生産者が丹精込めたお茶を全国に売っていきたい」と抱負。岡田町長は「急須のない家が増えており、時代に合ったお茶。味もすばらしい」とたたえた。
 最終審査にはお茶処しまだ(諫早市)のブレンド茶「つゆとろり」、池田茶園(東彼杵町)の蒸し製玉緑茶「そのぎ茶『結』ゆい」、西海園の同「そのぎ茶 玉緑翠」も進出した。

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