リヴァプールのアリソンがマンチェスター・ユナイテッドGKのオナナについて語る 両者は今節対戦を控える

写真:今シーズン、何度もビッグセーブを見せるアリソン

リヴァプールのGKアリソン・ベッカーが今節戦うマンチェスター・ユナイテッドのGKアンドレ・オナナについて語った。また、GKの役割に関しても自身の見解を示した。

リヴァプールは現地時間12月17日に、プレミアリーグ第17節マンチェスター・ユナイテッド戦を控えている。ゴールマウスを守るアリソンは、同じポジションで時より批判の声が上がっているオナナについて、イギリス『デイリーミラー』電子版を通じてコメントを残した。

「オナナは本当に優れたGKだ。昨シーズンの彼のUEFAチャンピオンズリーグでのパフォーマンスは素晴らしかった。彼と僕は同じようなキャリアをたどっている。イタリアのクラブからイングランドのビッグクラブへ多額の移籍金で加入した」

「ビッグクラブでプレーすることは大きな責任で、彼は(ダビド)デ・ヘアの代役となるべくやって来た。デ・ヘアはキャリアの中で最高の状態ではなかったかもしれないが、それでも成果を出し続けていた。彼(デ・ヘア)はマンチェスター・ユナイテッドにたくさんのいいことをもたらし、多くの試合に出場した。(デ・ヘアに代わることは)キャリアにおいて大きな一歩だ」

「彼(オナナ)には責任を果たす能力があると思う。しかし、時には他の人よりも時間がかかることもある。チームとリーグが変わり、適応している最中だと思う。忍耐強くならなければならない。人生で起きたすべてのことに対して、できる限り最善の努力をする必要がある。そして、彼はみんなのサポートを必要としている人だと思う」

今シーズンのアリソンは好調を維持しており、毎試合と言っていいほどビッグセーブを見せている。プレミアリーグ第16節のクリスタルパレス戦でも、試合終了間際のヨアキム・アンデルセンのヘディングシュートをセーブし、チームを勝利に導いた。イギリス『デイリーメール』電子版によると、シュートセーブ率が80.4%でプレミアリーグで1位に位置している。

「数字が物語っているなら、おそらく僕のプレーは良くなっているだろう。 毎年改善するために最善の努力をしている。僕はGKとして21歳か22歳の頃からトップチームでプレーをしている。今まで長い時間プレーしてきたが、GKとしてはまだ若い。現代のGKを見れば、彼らは38歳、39歳までプレーしており、時にはそれを超えることもある。そして今の僕はキャリアの最高点に到達していると思う」

GKの役割がますます増えている今日のサッカーだが、GKにとって最も大切なことについて見解を示した。

「マヌエル・ノイアー(バイエルン)の登場以来、GKは変化した。それより過去を見ると、バルセロナにいたビクトル・バルデスが足元のプレーに長けていたと思うが、ノイアーはより積極的にプレーし、ディフェンスラインの裏も守れるプレーヤーだった」

「そして今は、エデルソン(マンチェスター・シティ)や僕自身、他の多くのGKがそのクオリティーを持っている。そういったスキルを持ったゴGKを選ぶ必要があるが、GKの主な役割はセーブをし、ゴールを守っている時ににチームに安心を与えることだ」

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