海外図書館に日本漫画をPR 文化庁が国別リスト作成

 日本の漫画の認知度を高めるため、文化庁は海外の図書館向けに蔵書選びの参考となるリスト作成に取り組む。国別に最大100作程度をまとめる。多様な作品を手に取りやすくすることで、有名作品以外も海外展開を後押しする。

 各国の評論家らに、それぞれの国の文化や宗教、倫理観に留意しつつ、幅広いジャンルから選んでもらう。現地で入手しやすい作品だけでなく、知名度の低い名作のPRも狙う。

 来年度以降、日本漫画への関心が高い米国やフランス、スペイン向けに、各作品のあらすじや表現の特徴などをまとめてリスト化する。図書館関係者らに売り込み、特設ウェブサイトなどでも紹介する。対象国も順次広げる考え。

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