クウェート首長が死去 20年即位、86歳

クウェートのナワフ・アハマド・サバハ首長(AP=共同)

 【カイロ共同】中東の産油国クウェートのナワフ・アハマド・サバハ首長が16日、死去した。86歳だった。国営メディアが伝えた。死因は明らかにされていないが、国営通信によると、11月末に緊急の健康上の問題で病院に搬送された。弟のミシャル・アハマド・サバハ皇太子(83)が首長を継承する。

 ナワフ首長は1937年、クウェート市生まれ。内相や国防相などを歴任後、2006年2月に皇太子に即位。兄のサバハ前首長の死去に伴い、20年9月に首長に即位した。

 AP通信によると、ナワフ首長は21年3月には医療検査のため一時渡米していた。既に職務の大部分をミシャル皇太子に引き継いでいた。クウェート政府は40日間の服喪を発表した。

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