米英、無人機計15機を撃墜 紅海、親イラン組織か

 【ワシントン、ロンドン共同】米中央軍は16日、紅海で活動中の米駆逐艦が、イエメンの親イラン武装組織フーシ派の支配地域から飛来した無人機14機を撃墜したと発表した。英国防省も16日、英海軍艦が紅海で無人機1機を破壊したと明らかにした。英メディアによると、英海軍が攻撃目標を撃墜したのはここ数十年で初めて。

 米国はイスラエルと敵対するイランや親イラン勢力がパレスチナ自治区ガザ情勢の混乱に乗じて、中東で活動する米軍部隊に揺さぶりをかけているとみて警戒している。

 シャップス英国防相は「最近の相次ぐ違法な攻撃は、紅海での国際貿易と海洋安全保障に対する直接的な脅威だ」と述べ、攻撃に対し引き続き尽力すると強調した。

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