アトレティコとの上位対決を制したビルバオが創設125周年のメモリアルマッチを飾る!【ラ・リーガ】

[写真:Getty Images]

ラ・リーガ第18節のアスレティック・ビルバオvsアトレティコ・マドリーが16日にエスタディオ・サン・マメス・バリアで行われ、2-0でビルバオが勝利した。

前節のアルメニア戦に続き、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループE最終節のラツィオ戦を完勝した3位アトレティコ(勝ち点34)は、その試合からスタメンを4人変更。アンヘル・コレアやデ・パウル、サビッチ、ヒメネスに代えてモラタ、コケ、マルコス・ジョレンテ、ソユンジュをスタメンで起用した。

公式戦8試合負けなし中で5位のビルバオ(勝ち点29)に対して、アトレティコは5分にピンチ。イニャキ・ウィリアムズのパスでボックス右に抜け出したサンセトの折り返しからグルセタに決定機を許したが、シュートはGKオブラが好セーブで弾き出した。

さらにアトレティコは、12分にもイニャキ・ウィリアムズの左ポスト直撃のシュートを浴びると、22分にはサンセトのスルーパスからボックス左に侵入したニコ・ウィリアムズに決定機を許したが、これがGKオブラクのファインセーブに救われた。

その後も劣勢の時間が続くアトレティコは、35分に前半最大のピンチを迎える。イニャキ・ウィリアムズのロングスルーパスからボックス右に侵入したニコ・ウィリアムズに切り返されると、DFソユンジュが足を引っかけてしまい、PKを献上。しかし、サンセトのPKはゴール右上に大きく外れた。

ハーフタイムにかけてもビルバオが攻勢を続けたが、アトレティコが何とか凌ぎ切り、ゴールレスで前半を終えた。

後半もビルバオに主導権を握られたアトレティコは、51分に失点する。左CKのこぼれ球から二次攻撃を許すと、ボックス右横から中に切り込んだイニャキ・ウィリアムズの落としをボックス右手前のエレーラがダイレクトクロス。これをファーサイドのグルセタに右足ボレーで流し込まれた。

先制を許したアトレティコは、59分にグリーズマンとサウールを下げてアンヘル・コレアとデパイを投入。しかし、再びスコアを動かしたのはホームチームだった。

ビルバオは64分、レクエのロングスルーパスに反応したニコ・ウィリアムズがボックス右から侵入すると、カットインから左足一閃。強烈なシュートがゴール左に突き刺さった。

2点を追う展開となったアトレティコは、67分にモラタを下げてアスピリクエタを投入。25分余りを残す段階ですべての交代カードを使い切った。

するとアトレティコは80分、デ・パウルのパスをボックス左で受けたリーノが縦への仕掛けからシュートを放ったが、これは左サイドネットを叩く。さらに83分には、デ・パウルの左クロスをファーサイドのアスピリクエタがダイレクトで折り返し、最後はM・ジョレンテがシュートを放ったが、これはGKウナイ・シモンに阻まれた。

結局、試合はそのまま2-0でタイムアップ。アトレティコとの上位対決を制したビルバオが、創設125周年のメモリアルマッチを勝利で飾った。

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