氷見と飛騨、魅力二重奏 両ファンクラブ初の交流会 ブリ解体ショーに関心

ブリの解体ショーに見入る参加者=氷見市のひみ番屋街

  ●ブランド牛も味わう

 氷見きときとファンクラブと飛騨市ファンクラブ(岐阜県)の初の交流会が16日、氷見市のひみ番屋街「番屋亭」で開かれ、参加者が全国ブランドの食材を抱える両地域の魅力を話題に親ぼくを深めた。寒ブリの解体ショーや、飛騨牛の実食をはじめ、利き酒や利き茶、クイズなどでも盛り上がった。

 富山、岐阜、石川、静岡、大阪から会員25人が参加した。氷見市の林正之市長が「富山湾の王者寒ブリと、陸の王者飛騨牛の両方が食べられるのでワクワクしている」とあいさつ。飛騨市の都竹淳也市長は「これを機にそれぞれのまちを訪れてほしい」と期待した。

 ブリの解体ショーでは13キロの魚が用意され、番屋亭の山本貴弘料理長が手際よくさばいた。頭や半身を高々と掲げるパフォーマンスで沸かせた。飛騨牛の実食は品評会で優秀賞を取った上質の肉が用意され、参加者がステーキを堪能した。利き酒は日本酒、焼酎、梅酒、利き茶は薬草茶やハトムギ茶が提供された。

 テーブルには、ぶり大根やぶりの塩焼き、かぶす汁の料理も並んだ。参加者はファンクラブの名刺を交換しながら談笑した。もらった名刺の数で特産品がプレゼントされる企画もあった。クイズでは藤子不二雄Ⓐさん(元富山新聞記者)や気嵐(けあらし)などが題材になった。

 富山市の会社員笹原宏介さんは「両市のおいしいものを食べられて大満足です。飛騨市にも行ってみたい」と話した。

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