UAゼンセン県支部 拉致被害者救出を求める署名活動

拉致被害者救出の署名を呼びかけた労組員=長崎市浜町

 産業別労組UAゼンセン県支部(長岡英樹支部長)は16日、長崎市中心部で、北朝鮮による日本人拉致被害者の救出を日本政府に求める署名活動をした。
 鳥取県の拉致被害者、松本京子さんが失踪当時組合員だったことや、元組合員の家族に、拉致された可能性がある特定失踪者がいることから、2002年から被害者家族支援活動を全国で展開。昨年度は約88万筆を集め、松野博一官房長官(当時)に提出した。
 組合員ら43人が参加。同市の浜町アーケードと鉄橋で、チラシ入りのポケットティッシュなどを配りながら、署名への協力を呼びかけた。長岡支部長は「拉致被害者がOGにいたことを知らない組合員もいる。今後も活動を続け(次の世代に)伝えていければ」と話した。

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